担当武将の紹介
s184年「潁川の張角、大いに乱を起こし 桃園の三傑、勇んで義を結ぶ」でゲーム開始。
 担当武将 劉備(何進軍・勃海所属の軍師)
 能力 武力:70 知力:71 政治:73 魅力98 
 特技  「人徳」・「耕作」・「弁舌」・「挑発」
 戦法  「突撃・弐」「撹乱・参」「奇襲・初」「烈火・弐」
  名声 2000  所持金 20  所有アイテム「雌雄一対の剣」(武力+3)
  義兄弟 関羽・張飛

【シナリオの概観】
 第一勢力は洛陽・長安を中心に勢力を持つ大将軍・何進。それに次ぐのが青州・豫州・冀州に勢力を広げている張角率いる黄巾賊。こちらももなかなかの勢力を誇っている。「友好」の低い両勢力の激突は必至で、華北を舞台にした両勢力の激戦が予想される。一方、華南は中立都市が広がっている。この激戦を制するのは果たしてどちらの勢力なのか?
 劉備は希代の豪傑、関羽・張飛と義兄弟の契りを交わし、恩師・盧植の下に馳せ参じるが・・・
登場武将紹介&ゲーム用語解説
◆何進(?〜189)
武力50 知力29 政治33 魅力68  
 特技  な  し  
 戦法 「撹乱・初」
 字は遂高。肉屋の息子。妹の何氏が霊帝の寵愛を得たことから重用されるようになった典型的な外戚。侍中、のち黄巾の乱が起こると大将軍を拝命。各地の豪族たちを指揮して何とか勝利を収めた。妹・何皇后の生んだ弁王子を帝位につけようと画策し、反対する宦官たちを粛清しようとするが逆に謀殺された。ゲームでも圧倒的な勢力を誇りながらどこか詰めの甘い戦略を展開している・・・ような印象を受けてしまう。イメージは怖い。
◆張角(?〜184)
武力51 知力91 政治80 魅力99  
 特技 「耕作」「弁舌」「混乱」「歩兵」「神算」「天文」「医術」
 戦法 「突撃・初」「乱撃・弐」「奇襲・参」「烈火・参」「妖術・極」「攻城・参」
 字は不詳。後漢末の大乱・「黄巾の乱」の指導者。「太平道」の教祖。蜂起当初は優位に戦局を進めていたが、後に体勢を立て直した官軍の反攻に苦戦し、最後は広宗で病没した。ゲームでは意外と長生きする。魏将たちとの相性が良いため、188年代くらいまで生き抜いて在野の魏将たち(夏侯惇・夏侯淵・曹仁・曹洪・程c・陳宮・楽進・于禁ら)を配下に迎えるとかなり善戦する傾向にある。
◆軍団長(用語)
 ゲーム中の武将たちの身分の一つ。太守の中から選出され、君主から一定エリア内での統治権・軍権を与えられた方面軍司令官。配下武将としては最高の人事権を有し、かなり自由に戦略を組み立てることが出来る。戦略ポイント(命令回数)は5。ただ、今回の盧植のように保有都市数を増やしても、君主から保有都市を召し上げられるケースもある。
◆軍師(用語)
 ゲーム中の武将たちの身分の一つ。知力70以上が条件で、通常は都市内でもっとも知力の高い武将が任命される。都市の太守(君主・軍団長・太守)から受ける諮問に答えるのがその役割。この助言の成功率は知力に正比例し、知力70なら助言成功率は60%程度。以後、知力が1上昇するごとに、正確さも1%上昇する。なお、知力90以上になると、2%上昇して知力100で、助言成功率100%となる。戦略ポイントは都市太守の身分−1(つまり3〜5)。侵攻作戦を立案する時は兵科選択・兵力配分・指揮権、全てを太守から委譲されるので、かなり自由に戦えるが、防衛戦では参軍として与えられた部隊を指揮するしかないのが痛い。
◆平原(都市)
 冀州に属する。後に劉備が一時的に相(代官)を拝命することになる。このシナリオでは黄巾賊・張燕が太守を勤めている。
◆渤海(都市)
 冀州に属する。董卓が袁紹を渤海太守に任命して懐柔しようとしたのは有名。ゲームでも袁紹の本領。このシナリオでは何進軍の第二軍団の軍団長・盧植が太守を勤めている。
◆北海(都市)
 青州に属する。人口はやや僅少だが、青州の都市で直接攻撃系の戦法(「車懸」のぞく)を訓練すれば特技「歩兵」を習得できることもある。後半のシナリオでは魏が完全に支配しており、未習得者はかなり苦労することに。
◆盧植(?〜192)
武力67 知力81 政治87 魅力88  
 特技 「耕作」「反計」「歩兵」「騎兵」  
 戦法 「撹乱・五」「槍衾・参」「斉射・参」「烈火・参」「火矢・弐」
 字は子幹。後漢の儒学者。曹魏の大官・盧毓の父。博学・硬骨の士で、黄巾の乱が起こると北中郎将を拝命して、連戦連勝。黄巾軍を追いつめるが、査察官(宦官)に賄賂を贈らなかったため更迭される。後に皇甫嵩らのとりなしで尚書として復職。宦官らに拉致されそうになった少帝・陳留王(後の献帝)を保護。独裁者・董卓にも敢然と刃向かった。まさに気骨の男。劉備の学問の師にあたるが、劉備が勉学にいそしんだ様子は・・・残念ながらない。
◆親密(用語)
 担当武将制(武将個人プレイ)の今作の目玉。PC武将(担当武将)と、NPC武将の人間関係を表す。「無視」「知己」「好意」「信頼」「敬愛」の5段階があり、基本的には「会話」(行動力10消費)することで上昇させる。他にもアイテムの「寄贈」「酒宴」など。「好意」以上なら戦場で隣接すれば力を貸してくれ、「信頼」以上だと戦法の伝授・習得が可能に。「敬愛」なら「鍛錬」を助けたり、花嫁を紹介してくれたりといろいろと特典がある。相性がよい武将同士なら直ぐに上昇するが、相性が悪い武将相手の場合、「会話」にさえ応じてくれないことがある。
◆諜報(用語)
 戦略ポイントを消費して行う諜報活動。これで他勢力一都市の情報を収集する。
◆偵察(用語)
 兵科系特技の一つ。一都市を対象に「諜報」すると、隣接する都市の情報も同時に入手できる。
◆虚報(用語)
 計略系特技の一つ。戦略フェイズ時の「離間」(敵将の忠誠度を下げる)の成功率を向上させる。
◆反計(用語)
 計略系特技の一つ。戦闘時に敵の「計略」(「混乱」「挑発」)を受けた場合、これをそのまま実行者にかけ返す。
◆混乱(用語)
 計略系特技の一つ。戦闘時に計略「混乱」を実行可能になる。戦略フェイズ時の「埋伏」の成功率が向上する。
◆医術(用語)
 特殊特技の一つ。戦闘時に計略「治療」が実行可能になり、対象の友軍部隊の負傷兵を完治させ戦闘に復帰させることが出来る。担当武将がこれを覚えておけば、よほど友軍が間抜けでない限り勝利は確実である・・・ と言えないところが恐ろしい。金に余裕があるのなら洛陽で販売されているアイテム「傷寒雑病論」を購入した方が手っ取り早く習得可能。
◆張郃(?〜231)
武力90 知力66 政治57 魅力72
 特技 「警備」「挑発」「騎兵」「偵察」
 戦法 「突撃・四」「奇襲・参」「槍衾・初」「攻城・参」
 字は儁艾。曹魏の名将にして、千軍万馬の古強者。黄巾の乱での募兵に応じて、韓馥・袁紹に仕える。特に袁紹が公孫瓉に勝利できたのはこの張郃の力に拠るところが大きい。後に魏将に。蜀軍・呉軍の心胆を寒からしめる勇猛さと、水際だった用兵術を見せつける。特に劉備・諸葛亮から警戒され、「諸葛亮より是を憚る」と蜀将を震え上がらせた西部戦線の真のエース。また「変数を識る」と知将としても抜群の能力を備えており、私見では三國志一の名将ではないかと考えているが・・・ ゲームではご覧の能力値。史実では、ムリな追撃を命じる司馬懿にやむなく従って出撃。案の定、蜀の逆撃に遭って戦死している。諡は壮公。
◆埋伏(用語)
 戦略フェイズの「計略」の一つ。敵部隊にあらかじめ工作員を潜り込ませ、戦闘時に寝返らせる計略。対象となる敵将との知力差が大きいほど成功しやすいが、特技「警備」を持つ武将には成功しにくい。お手軽な割には得られる「功績」が多い。配下プレイ時はやることがなかったら、とりあえず「埋伏」して功績を稼ぐのが基本 ・・・だと思う・。
◆扇動(用語)
 戦略フェイズの「計略」の一つ。一都市を対象に「治安」を悪化させる。「治安」が極端に低下すれば、都市収支が悪化したり、賊が蜂起することがある。武将数が少なかったり、武力の高い武将がいない都市(「治安」が回復しにくい)に集中的に使えばかなりの効果が期待できる。
◆攻城(用語)
 戦法の一つ。部隊が歩兵系兵科の時のみ実行可能。敵の城門に効果的にダメージを与える。攻城兵器が開発されるまでの攻城戦の切り札。ちなみに手動戦闘だと成功しないことがあるが、自動戦闘だとほぼ100%の確率で成功する。
◆激流(用語)
 計略系戦法の一つ。水上にいる敵部隊を激流に巻き込んで損害を与えた上、混乱状態に陥れる。習熟度が上昇すれば効果範囲が拡大する。敵に使われると非常にイヤな戦法の一つ。
◆乱撃(用語)
 直接攻撃系戦法の一つ。歩兵系・騎兵系兵科のみ実行可能。隣接する部隊(敵味方問わず)に次々と打撃を見舞う。習熟度に応じて攻撃回数が2〜5回と変動し、習熟度が上がれば誤爆率(味方を攻撃する確率)も低下する。混乱状態に陥れた敵の一部隊に全打撃を集中させれば10000以上の兵力を削ることも可能。
◆突撃(用語)
 直接攻撃系戦法の一つ。歩兵系・騎兵系兵科のみ実行可能。隣接する部隊に一斉突撃を見舞う。コストの割には打撃力が高く、平野での戦いでは最も頼りになる戦法。乱撃と異なり、味方と隣接して使える点が嬉しい。
◆撹乱(用語)
 直接攻撃系戦法の一つ。歩兵系・騎兵系兵科のみ実行可能。隣接する敵部隊を混乱状態に陥れる。コストが非常に安い上、適性地形が多く極めて汎用性が高い。成功すれば敵部隊を無力化出来るため、最も使用頻度の高い戦法の一つと言える。激戦が予想される前線都市にはこの「撹乱」に習熟した武将を最低2名くらいは配置したいところ。
◆槍衾(用語)
 直接攻撃系戦法の一つ。歩兵系兵科のみ実行可能。隣接する敵部隊に鉾兵による一斉突撃を加え、混乱状態に陥れる歩兵系最強の戦法。実行時にはカットイン・アニメが入る。習得するには前提条件、「突撃」「撹乱」の習熟度が四以上、を満たす必要がある。破壊力抜群だが、コストが高くまず連発が利かないのが難か。
◆鼓舞(用語)
 戦闘時に実行可能な「策略」の一つ。味方全体の「士気」を高めることが出来る。4段階の成功度があり、「大成功」(士気が約+20)、「成功」(士気が約+10)、「変化無し」、「失敗」(味方の士気低下、敵軍の士気上昇)。どうやら策略を実行する総大将の「名声」や戦場経験が成功度を上下させている模様。戦闘開始の軍議フェイズでストックする「策略」に迷ったら、とりあえずこの「鼓舞」のストックをお勧めする。
◆陶謙(132〜194)
武力58 知力65 政治76 魅力83  
 特技 「耕作」「挑発」
 戦法 「乱撃・弐」「撹乱・初」「落石・初」
 字は恭祖。演義では篤実な好々爺で、劉備に徐州を譲ってくれている。・・・が、史実では荒っぽい気風で有名な丹陽の出身。任地・徐州では皇帝を自称する闕宣と結託して曹操を攻めるなど、かなりのワル。その後、曹操に攻められて劉備に救援を求めるのだが、曹操を怒らせたのは配下が曹嵩(操の実父)を殺しているから。必死に弁解したのだろうが、前歴を鑑みるに極めて説得力に欠けると言わざるを得ない。能力を見るに、どうやら演義準拠の人物らしい。
◆関羽(?〜219)
武力98 知力80 政治69 魅力93  所有アイテム「青龍偃月刀」(武力+5)
 特技 「猛者」「威風」「商才」「警備」「反計」「挑発」「歩兵」「弩兵」
 戦法 「突撃・四」「乱撃・五」「撹乱・参」「槍衾・極」「火矢・弐」「激流・参」「攻城・四」
 字は雲長。劉備の挙兵以来の腹心の勇将。別働隊の指揮を任されたり、入蜀時には荊州総督に任命されるなど絶大な信頼関係で結ばれていた。劉備が漢中王になると魏を攻め立てて曹操に遷都を検討させるほど奮戦するが、魏呉の挟撃にあって敗退。孫権に捕らえられて斬首された。戦績が今ひとつながら魏将たちから非常高く評価されているため、常に不利な状況で魏将たちと交戦してきたものと推測できる。また、正々堂々とした演義のイメージとは違い、史実では交戦勢力の後方で同調者を蜂起させる策略を多用する傾向にある。また、非常に誇り高い性格で、同僚に対しては非常に居丈高な態度をとっており、それが敗死につながったとも言える。
張飛(?〜221)
武力99 知力31 政治26 魅力43  所有アイテム「蛇矛」(武力+5)
 特技 「猛者」「威風」「警備」「挑発」「歩兵」
 戦法 「突撃・極」「乱撃・参」「攻城・参」
 字は益徳。劉備の挙兵以来の腹心の猛将。常に劉備と行動をともにしている。戦績がよく、魏将たちからも高く評価されている。曹操の追撃隊を単騎阻んだ「長坂の仁王立ち」はあまりに有名。入蜀戦・漢中争奪戦で活躍したほか、娘を劉禅に嫁がせるなど外戚としての一面も持つ。関羽とは対照的に同僚や士大夫に阿り、兵士たちに厳しかった。てか、真性のサディスト。最期は部下に暗殺された。
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第一章 三傑、桃園に結義す 


184年 春

盧 植「劉備よ、この局面をどう切り抜けるつもりじゃ?」
劉 備「先生は軍団長ですが、俺は一軍師に過ぎません。後方支援が得られないと苦しいのですが・・・
     とにかく、平原攻略を目指しましょう。それで、その後は中立都市の北海を押さえます。」
盧 植「なるほど、徐州方面で孤立している友軍との合流を目指すということか」
劉 備「ご賢察畏れ入ります、先生」
盧 植「しかし、この渤海にはお前たち以外では頼りになる者は張郃しかおらぬ。
     あまり突出すると、戦線が維持できなくなってしまうが。その点が気がかりでならぬ。」
劉 備「そこまでお考えとは・・・流石は先生。
     ご心配はもっともですが、悩んでいても局面は打開できません。
     むしろ、我らが奮起して都市数を増やせばそれだけ先生の指揮下に入る都市が増える。
     先生のように高潔・有能な方が指導者になってこそ戦乱に終止符を打てるというものです」
盧 植「(あの不良生徒がここまで成長してくれるとは・・・)
     よし、お主に任せるぞ。わしも可能な限り、後方より支援してやる」

 とりあえず、「諜報」。特技「偵察」を持つ張郃の存在が頼もしい。
劉備・関羽は知力の低い黄巾賊の武将たちに「埋伏」して「功績」を稼ぐ。
内政では「技術」を命じられたが、劉備は知力がさほど高くない。
内政を命じられて、目立ってノルマ達成率が低いと降格処分を受けることもある
もちろん、全行動力を「技術」につぎ込めばノルマをクリアできるが、他の行動が一切取れなくなる。
自己鍛錬したり、他の武将たちと「親交」を深めたりとやりたいことは幾らでもある。
・・・そこで、便利なのが義兄弟。

劉 備「という訳で・・・ 雲長、よろしく頼む」
関 羽「うむ。兄者を手伝えば、俺にも経験値が入りますからな」

 義兄弟に内政を手伝ってもらえれば、内政の成果は飛躍的に高まる
これで1ターン中に「技術」を2回実行すれば、「咎められない程度」には内政成果があがる。
・・・やはり、不良生徒は不良生徒であった。
他、華佗司馬徽と「会話」。
両名とも担当武将に選択できない特殊武将だが、特技を伝授してくれるありがたい存在。
とくに華佗・司馬徽は劉備と相性が良く、数度「会話」しただけで親密が「信頼」になる。
他、張飛から戦法「攻城」を伝授してもらう。 やはり、義兄弟はいると心強い。


184年 夏
 適当に「埋伏」「扇動」「諜報」を繰り返して、「功績」「名声」を稼ぐ。
開墾を命じられ、毎度のごとく義弟・関羽の助けを借りて、適当に仕事をこなす劉備であったが・・・
人生の転機とは、唐突に訪れるものらしい。

関 羽「兄者、実は俺の知人から娘を預かっているのですが・・・」
劉 備「(何、俺はそんなこと知らんぞ? 一体いつの間に?)」
関 羽「そこで、この沈梅芳を兄者の花嫁にと思ったのですが・・・いかがですか?」

 一目見て気に入った劉備は、関羽の縁談を承知する。

梅 芳「あの、玄徳様。私、剣術以外に出来ることがないから・・・」
劉 備「いいんだよ、そんなこと・・・ 君さえいれば俺は生きていけるさ!(思いっきり気障に)」
張 飛「(俺らと喋ってるときと全然口調ちがうやんけ!)」

 学生時代から「音楽(=芸妓)を好む」とされている劉備。不良生徒の本領発揮か?
また、関羽から戦法「乱撃」を習得。関羽に足を向けて眠れないなぁ〜 マジで。


184年 秋  〜  185年 春
 戦略フェイズでは適当に、「諜報」「埋伏」「扇動」「徴兵」を繰り返す。
関羽・盧植が「埋伏」、張飛は「扇動」 劉備は助言的中率が低いが、かなり成功してくれた。
毎度のごとく、適当に内政しながら自己鍛錬に励む。
司馬徽から特技「虚報」「反計」「混乱」「偵察」を、華佗から特技「医術」を習得。
関羽から戦法「激流」を習得。

関 羽「兄者・・・、自分ばっかりいい目見てますな」
劉 備「まぁ、おれはあんまり他人様に教えるような特技とか無いからなぁ〜」
 
 とか言いつつ、ちゃっかり関羽は劉備から「烈火」を伝授されていたりする。
また、戦法を鍛えて「撹乱・四」に。敵部隊を沈黙させることが出来る上、低コストと有用な戦法だ。


185年 夏・秋
 これまで「徴兵」を繰り返してきたが、平原に集中する黄巾軍の兵力は倍以上いる。
徐州方面の友軍と合流するどころか、平原を抜くことさえ困難な状況になってきた。
何進軍はありあまる人材を有効活用できていない状況だ。

盧 植「ぬぅ〜、後方都市は何をやっておるのだ! 晋陽の太守をなぜ徴兵しないのだ!
     徐州方面の友軍と共同すれば、青州・豫州方面の黄巾賊を挟撃できるというのに」
劉 備「・・・いえ、これは好機かも知れません。先生、俺に一軍の指揮権を頂けますか?」
盧 植「何? 平原の兵だけでも70000はおるぞ? 隣接都市の援軍を得れば100000は下らなくなる。
     我が方はせいぜい35000ほど。この勃海を守りきれるかどうかさえ、危うい」
劉 備「畏れながら、この玄徳に必勝の策がございます。
     平原の敵軍を覆滅せしめ、冀州戦線における我が軍の優位を確立してご覧に入れます」
盧 植「・・・そこまで言うのなら、お主に任せよう。この勃海には守備軍10000程度を残せればよい」
劉 備「ありがたき仕合わせ。必ずや、敵軍を倒し先生の功として見せます!」

 劉備は関羽・張飛らと大軍の集結した平原に「扇動」を集中させる。
そして、185年・秋。大軍が集結し、兵糧不足気味だった平原の兵糧は2000となった。
劉備はこの瞬間を待っていたのである。七品官にまで昇進し、動員兵力は9500にまでになっている。
関羽・張飛も八品官に昇進し、動員兵力8000。

劉 備「よし。雲長・益徳、俺に続け! 劉備隊、発進するぞ」
関 羽「参軍はこの俺かな? 関羽隊、出るぞ!」
張 飛「ようやく、戦か・・・ 俺はこれしか取り柄がないからな。張飛隊、兄者たちに続け!」

 戦場では、出撃拠点で待機。兵糧が切れる敵軍はこちらに猛進してくる。25日には、張角直率の救援軍をはじめ黄巾賊の精鋭部隊が出陣。敵軍は合計13万以上の大軍団になる。・・・が、むしろ大軍が救援に来たことによりもともと乏しかった兵糧がついに尽き果てた。
 尚も、策略「鼓舞」で粘る黄巾賊だが、士気の下落は避けられない。劉備隊が得意の「撹乱」を決めれば、混乱状態に陥った敵部隊に関羽隊が「乱撃」、張飛隊が「突撃」を容赦なくたたき込む一方的な展開になった。劉備隊は総大将・張燕、何儀の部隊を撃破。関羽隊・張飛隊も奮戦して、救援に出陣してきた張角隊をあと一歩のところまで追いつめるが、捕捉しきれずに戦場離脱を許してしまった。
 何儀が登用され、関羽が平原太守に。劉備は引き続いて軍師となった。
劉備は軍功第一と表彰され、六品官に。関羽・張飛もそれぞれ七品官に昇進。

劉 備「ひとまず、大勝利かな」
張 飛「おうおう、大勝利だとも。しかし大兄者、結構強いな」
劉 備「まあな。「撹乱」は連発が利く上、地形を選ばぬ。お前も身につければさらに活躍できるぞ」
関 羽「しかし、張角をとり逃したのは・・・ 返す返すも無念です」
劉 備「まぁ、よいではないか。これで冀州戦線における黄巾軍の優位は覆った
     あとは先生の軍団が拡大していけば、この戦乱も終わるだろうさ」


185年 秋  〜  186年 春
 勢いに乗る三兄弟は、北海を占拠。これで徐州で孤立していた陶謙軍団との連絡を回復。
すかさず盧植が後方から平原に武将を配置してくる。
劉備自身は「突撃・四」になり、関羽から戦法「槍衾」を習得。その上、特技「歩兵」までみにつける。
さらに、北海に現れた賊を退治するなど、絶好調である。
 ・・・しかし、劉備の思ったようには事は運ばなかった。
186年・新年の軍団編成で、盧植率いる第二軍団は都市数を減らされ、引き続き河北担当に。北海・平原は陶謙の第三軍団に編入されてしまったのである。

張 飛「何でじゃ〜、何の功も立てておらぬあのヤクザ親父の下につけるかよ!」
関 羽「止めぬか、益徳」
張 飛「けどよぉ、小兄者! おかしくねぇか〜、俺は我慢ならねえぜ!!」
劉 備「益徳の言う通りかも知れぬ・・・」
関 羽「え?」
劉 備「先生がどれほど頑張っても、朝廷軍の一方面軍司令官にしか過ぎぬ。
     後方で、安逸を貪る外戚どもが朝廷を牛耳っている以上、漢朝の中興は難しいのやも知れぬ」
関 羽「それでは一体・・・」
劉 備「判らぬ・・・ おれは一体どうすれば・・・」

 思い悩む劉備だが、家に帰れば・・・

劉 備「ばぶばぶばぶ〜、パパですちゅぉ〜」 ←壊れています
梅 芳「全く・・・ 黄巾討伐の英雄も、華のことになるとてんでだらしがないですから」
劉 備「可愛いんだから仕方ない(断言」

 と、嫡子・劉華(字は伯文)に恵まれていたりする。

梅 芳「でも、本当にどうなされるおつもりなんですの?」
劉 備「・・・この子の為にも、よりよい方向に国を導きたいと思っておる
     何進に牛耳られた朝廷軍に身を置いていても、俺の理想、漢朝の中興は難しい」
梅 芳「では・・・」
劉 備「ああ、野に下るのだ。漢朝を倒すのではなく、壟断するのでもない。
     何進とも、張角とも違う、第三の道を模索するつもりじゃ」
 そこに突然、玄関から物音が・・・
張 飛「その言葉、待ってたぜ大兄者!」
関 羽「・・・実は、俺もです。一人で、などと水臭いことはよもや仰いますまい?」
劉 備「もちろん、我ら三人は時を同じくして死するを誓った間柄」
張 飛「よし、三人で放浪軍結成じゃ!」
梅 芳「・・・『我ら五人』の間違いじゃなくって?」
劉 備「ははは、そうであったな。苦難の道になるが、みんな耐えてくれよ!」

 こうして何進軍を離れ、独自の道を歩み出した三兄弟+2。
はてさて、どうなることやら。
 第一章   第二章   第三章   第四章   第五章   第六章 
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